「法人税は利益に課税され…えっ!?所得?
益金、損金?何だそりゃ?」

法人税を最初に勉強したときの管理人の感想。
今回は法人税の基礎、所得計算について解説しますね。
正直難しいですので、ゆっくり理解して下さい。

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法人税は会社の利益に課税される、という説明を見かけます。
あながち間違いではありません。
しかし、誤解を招かないように
厳密に言えば違う、と断言します。

さてさて、どういうことでしょうか。

収益、費用、益金、損金とは

会計(財務会計)でいう会社の利益は、収益-費用です。
一方、税務(税務会計)では所得は、益金-損金という計算をします。

呼び方が違うだけで、内容はほぼ同じですが、
完全に一致はしません。

なぜなら、詳細はきりが無いので割愛しますが、
会計と税務では一部、計算方法が違うから

一致しないパターンは4つ。
以下のとおりです。

1.損金不算入:会計上は費用になるが、税務上はならない。利益にプラスする。
2.益金不算入:会計上は収益になるが、税務上はならない。利益からマイナスする。
3.益金算入 :会計上は収益にならないが、税務上はなる。利益にプラスする。
4.損金算入 :会計上は費用にならないが、税務上はなる。利益からマイナスする。

一致しないため、利益と所得も当然違います。

利益と所得の違い

会社で税金の話をする時、利益といえば、
多くの場合、損益計算書の一番下、当期純利益を指します。

これに対して、所得は会社の利益に
一定の項目を加減算したものをいいます。

例えば次のものです。

交際費
減価償却超過額
貸倒引当金
賞与引当金
退職給付引当金
修繕引当金
受取配当金

他にもたくさんありますが、
代表的なのはこのあたりでしょう。

例えば、交際費は損金不算入なので、
交際費の金額を利益にプラスしなければなりません。

具体的に見ていきましょう。

当期純利益:1,000(交際費は10だったとします)

所得   :1,010(交際費は損金不算入のため、純利益にプラスする)

と、会計と税務で金額にズレが出ています。

交際費は費用なので、その分利益は減っています。
しかし、損金不算入なので、損金とは認められず、
その分所得は増えてしまいます

つまり、利益が減った上に税金が増えるという
ダブルパンチを食らうことになってしまいます。

引当金などは会社の政策上やむをえず計上しなければ
ならないという場合もありますが、
交際費など、抑えようと思えば抑えられるものは
できるだけ抑えて節税したいところですね。

まとめ

法人税は利益ではなく、所得に課税される。

会計の利益と、税務の所得は似ているが違う。

所得は利益に一定項目を加減算する。
・損金不算入:会計 費用○、税務 損金×、利益+
・益金不算入:会計 収益○、税務 益金×、利益-
・益金算入 :会計 収益×、税務 益金○、利益+
・損金算入 :会計 費用×、税務 損金○、利益-

いかがでしたでしょうか?
頭でわかっていても、実際に計算するとなると
難しいものです。
管理人も最初は見よう見まねでやっていって、
だんだん覚えていきました。
法人税に限らず税務は難しくて奥が深いです。
少しずつマスターしていって下さい!

mail6_2
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