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部下が指示通りに動いてくれない管理職はこれをやってみよう

部下がいうことを聞かなくて困っている。
こんな部長、課長、管理職は多いのではないでしょうか?

かくいう管理人もその一人で、どうすれば気分よく動いてもらえるか、日々苦労の連続です。

今回は、部下に仕事をまかせる上で管理人が心がけていることをシェアいたします。
部下の扱いに困っている方の参考になれば幸いです。

何はともあれ理由が必要

あなたは、上司から指示を受けるとき、下の1.と2.どちらの指示で動きたいでしょうか?

1.この表作っておいて。

2.○○さん、この表を作って欲しい。
ちょっと簡単すぎるかもしれないけど、これからの○○さんのキャリアの土台になる大切な仕事なんだ。

・・・あまりにわざとらしかったでしょうか?
でもどうでしょう。
あなたの周りを見回してみて、1.の指示を出す上司って意外と多いんじゃないでしょうか。
程度の差こそあれ、たいていは1.だと思います。

1.の指示は、結局「上司である」という権力のもとに成り立っているに過ぎません。
確かにこの指示でも、部下は動かざるを得ないでしょう。
業務命令ですから。

しかし、権力がなければこんな命令誰も聞きません。

権力も何も無い人にこんな命令をされたら、あなたはどう思うでしょうか?
まぁ、「何で?」とか「何のために?」というのが大多数ですよね。

あなたがやらなければならない理由を全く説明していないのです。
当然指示を受けるほうは納得できません。

でもこんなことがまかり通っているのが、実情です。

ですからあなたは理由をきちんと説明して、指示を出しましょう。

心理学の有名な実験

この理由付けについては、有名な実験があります。

ある大学でコピー機に行列ができていました。
理由を説明してこの行列に割り込ませてもらえるかどうか、という実験です。

1.すみませんが、コピーを先にとらせて下さい

2.すみませんが、とても急いでいるのでコピーを先にとらせて下さい

3.すみませんが、コピーをとらなければならないので、先にコピーをとらせて下さい

結果は、1.では60%、2.では94%の人がコピーを先にとらせてくれたそうです。

面白いのは3.の結果。
3.はよく読むと、全然理由になっていませんよね?
コピーをとらなければならないので、コピーをとる…当たり前です。

それでも93%の人がとらせてくれました。
そして、2.と3.ではとらせてくれた割合にほとんど違いがありません。

これほどまでに人は何かしらの理由を言われると、動いてしまうということを示した実験でした。

もちろん、あなたにこんな詭弁じみた理由付けをして欲しいわけではありませんが、
理由付けの威力を知って欲しくて紹介いたしました。

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理由付けをして指示を出すはかり知れないメリット

ここまで、理由付けが大切であるということを強調してきました。

この理由付け、あなたにとってはかり知れないメリットがあると思いませんか?

一目置かれる

ほとんどの上司ができていないんです。
ということは、これができるだけであなたは部下から一目置かれるようになるんです。

この上司は、他の上司と何かが違うぞ。
この人の下だと仕事がしやすいぞ。

と、他の上司たちから頭一つ抜き出ることができるわけです。

自分のストレスも軽減される

上司のストレスの一つに、部下が使えない、というものがあります。
部下が思ったとおりに動いてくれなかったり、言うことを聞いてくれない、部下になめられるというのがそれです。

これができれば、部下が動かない、というストレスが軽減されます。
よほどのひねくれものでもない限りは、その仕事をする理由を提示されればある程度は動いてくれます。

管理人の経験上、それは間違いありません。

時間は数秒~数十秒しかかからない

それなりに納得のいく理由を考えるという手間はあるものの、言葉にすればほんの数秒~数十秒です。

理由を考える手間については、そこまで神経質にならなくてもよいと考えます。
管理職に就ける実力のあるあなたであれば、自分がやってきた仕事を部下に振ることになるでしょう。
もしくは、あなたの経験上、必ずどこかで似たような仕事をしているはずです。

ということは、あなたはその仕事をする理由をすでに知っているわけです。

ほんのわずかな時間で、信頼を得ることができ、仕事もスムーズに進み、お互いのストレスも軽減されるのです。

これをやらない手はありません。

管理人の経験は?

管理人は、先の1.のように頭から命令されるのが嫌いです。
何かしら理由が欲しいわけです。

今までは、理由を説明されたことはほとんどありません。
なぜですか?と聞き返そうにも、トゲが立ちそうでなかなかできるわけでもありませんでした。

ですから、自分の部下や同僚、他の部署の人に対しては、ほぼ必ず理由を説明するようにしています。

・会計基準の○○に定めがあるから
・税法の○○条に書いてあるから
・決算で金額確定のために必要な書類だから
・あなたの業務上、担当者として知っておくと後々必ず自分の助けになるから

こういった文面のメールを送信してみたところ、
ある人から「○○さん(管理人)のメールはもすごく丁寧ですね。見習いたいです!」と言われました。

完全に納得してくれているかは定かではないのですが、他の人にも一定の成果はあるのでしょう。

確実に言えることは、理由を入れないより入れたほうが絶対にいい、ということです。

まとめ

理由付けは、人に動いてもらうために必要不可欠なものです。

仕事をする上では部下だけでなく、同僚、他の部署、さらには上司、取引先に至るまで
さまざまな人に依頼をして動いてもらうことになります。

仕事に理由付けをしてもらうと、仕事を受ける側も納得して受けてくれる可能性が非常に高いです。
管理人自身もそうですし、管理人の依頼の仕方が丁寧だ、と誉めてくれる方もいらっしゃいます。

あなたも今から、仕事を依頼するときには、是非一言理由をつけてみて下さい。

なぜなら、あなた自身はもちろん、仕事を受ける人も気分よく仕事ができるからです!

どこよりもわかりやすい説明を心がけています。
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