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女性の転職は難しい!?気を付けるべき6つのポイント

女性の転職の悩みでよくあるのが、結婚や出産の予定を聞かれた、どうせすぐ辞めるんだろうなどと言われた、ということです。

さすがに、そこまで露骨な嫌がらせは無いにせよ、退職リスクを考える会社が一定数あることは事実です。

とはいえ、社員を育てるには莫大な時間とコストがかかるので、会社の立場も考えると退職リスクをとらないことを絶対に悪だと言い切ることもできません。

今回は女性の転職についてお話ししていきます。

退職リスクを気にされるのは事実

女性は結婚、出産、育児などで生活環境が大きく変化することが多いため、採用担当者は「結婚しているか」「子供はいるか」などを年齢と照らし合わせてチェックをしています。

さらにそうしたライフイベントによって、採用後間もないうちに産休、育休、または退職などのリスクがないかを気にしていることは事実です。

これは転職者が即戦力であるということを考えれば当然かもしれませんね。

自分の状況を客観的に見て、どこが懸念材料となるのかはしっかりと認識しておく必要があるでしょう。

すでに結婚して子供がいる女性の場合には、子供の年齢が大きく関係してきます。
本人は若ければ若いほど有利ですが、子供の年齢は小さいほど不利になるという皮肉な現実があるんですね。

未就学児を抱えていたり、二人目の出産を希望していたりする場合には、バックアップ体制をしっかり整えた上で転職活動に臨むようにしましょう。

同じ職種を狙う

女性の転職の場合、未経験の職種を希望するのはかなり厳しいと思っていた方がいいでしょう。

第二新卒や20代半ばくらいまでの女性であればチャンスが広がりますが、それ以降、特に30代以上の場合には、未経験の転職はリスクが高い傾向にあります。

ただ、成長企業や事業拡大の人員補強のために、未経験の中途採用を積極的に行っている場合もあります。

女性の転職に強い転職エージェントに登録しておくと、女性ならではの事情をよく理解してもらえるため、よりマッチした求人情報がもらえますよ。

正社員登用も視野に

最近よく目にする「正社員登用制度あり」という言葉は、最初は契約社員として雇われ、いずれ正社員になれるというイメージをもたらす魅力的な響きがあります。

女性の場合、ライフスタイルによっては「今は正社員ではキツイけれど、いずれ正社員になりたい」という希望を持っている人は案外多いものです。

正社員になると福利厚生面などのメリットは魅力的な一方で、転勤があったりノルマが課せられたりシビアな側面もありますからね。

ただ現実はそう都合よくはいかないものです。
正社員登用制度の実態は会社によって異なりますが、登用試験に合格した一握りの人や相当の実績を上げたような人だけが正社員になれる場合が多いようです。

正社員を目指すなら、初めから正社員を視野に入れた転職活動をするべきでしょう。

最近では転勤のない「地域限定正社員」という形態も増えてきています。
働き方や雇用形態も多様化してきていますので、固定観念にとらわれず自分なりの働き方を見つけてくださいね。

女性が活躍する業界を選ぶ

女性が活躍しやすい職場の見分け方は男女比を見るとよく分かります。

女性の比率が多い会社は女性が活躍しやすい環境や制度が整っています。

またそうした環境だからこそ女性が長く働き続けられるとも言えます。

女性の活躍が目立つ業界としては、食品、化学医薬品、保険、卸売・小売などが挙げられますが、このような業界はそれぞれの企業努力に加えて業界全体としても女性が働きやすい職場環境を整えようという風潮があります。

また、業界的には女性登用がさほど目立っていなくても、職種を絞って見てみると女性が多く採用されていたり、女性が活躍しやすいフィールドが用意されていることもあります。

最初から業界や業種を絞ってしまうとチャンスが限定されてしまうこともあるので、なるべく間口は広く持って、求人情報をチェックしてみるといいかもしれませんね。
業界のイメージだけで決めつけず、企業の実情をよくチェックするようにしましょう。

制度が整っているか

子供がいる女性の転職はなかなか厳しい面もありますが、子供がいるからこそ働きやすい環境を求めて転職をする女性はたくさんいます。

子供がいる女性が転職を考える際にチェックしなければならないのは、会社の制度です。

育休産休や時短の制度は整っているか、その制度を実際に利用している割合はどのくらいなのかなどはあらかじめしっかりと確認しておきましょうね。

男女の垣根はかなり低くなってきてはいますが、出産、子育てという側面からみた場合には、まだまだ女性にとって越えなければならないハードルはたくさんあります。

地域によっては保育園に入るタイミングに合わせて就職活動をしなければならないエリアもあるようです。

せっかく再就職先が決まったのに子供を預ける場所がない、という事にならないように、同時進行で進めていく必要があります。

小さな子供を抱えて仕事をする場合にはどうしても予測不能な事態が起こりがちです。

そうした時に理解のある職場かどうかを社員構成や職場の雰囲気から推測しておくことも大事ですよ。

家族や民間サービスのサポートをどのくらい受けられるか、費用はどのくらいかかるのかなどもきちんと調べておきましょう。

勤務地の条件

子供がいる女性にとって職場までの通勤時間は生活に大きな影響を及ぼします。近ければ近いに越したことはありません。

家から遠いけれど給与のいい職場と、給与面では見劣りはするものの家から近い職場で迷った場合、その差額を冷静に考えてみてください。

通勤時間が30分違えばその差額は十分回収できるかもしれませんよ。

例えば、保育園に送っていく時間というのは、かなりの負担になります。
私の場合は家から保育園まで徒歩5~6分と比較的近いのですが、それでも送って行って、その日の着替えをセットして、先生にお願いして出発すると、実に15分以上はかかっています。
朝の15分はかなり大きいです。

さらに重要なのは、子供にかなりの無理を強要することになってしまうこと。

我が家は6時半頃には子供を起こして、すぐにご飯を食べさせて、着替えさせて出発します。
つまり、私たちが遅刻をしないために、子供を急かしてしまうことになるのです。

早く起きて!早くご飯食べて!早く着替えて!靴はいて!
自分でやっておきながら、子供を追い立てなければならない罪悪感があります。
勤務地が遠いと、帰りのお迎えも遅くなるという点も注意すべきです。

目先の給与だけにとらわれず、生活ペース全体を見渡して勤務地の条件を検討する視点はとても大切ですね。

まとめ

女性の転職は、どうしても退職のリスクを考えられてしまいます。

重要なのは、
・その会社で女性が活躍しているか
・産休、育休の制度が整っているか
・子供の不測の事態に理解があるか
です。

私のいた会社は古い考え方の会社で、女性は結婚したら辞めるもの、という風土でした。
今でこそ改善されてきているようですが、まだまだという印象です。

対して、転職先は前のところと正反対で、女性の管理職も多数いて、結婚・出産をしてもそのまま仕事を続けることができる風土です。
そのような会社の場合は、独身の女性はもちろん、お子様のいる女性でも採用される可能性は高いでしょう。

会社の風土はなかなか外からではわからないもの。
会社の中の情報は、直接その会社に聞いてみるか、転職エージェントを通して情報を得るのが得策です。

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