仕事にいまいち身が入らなくてモヤモヤする・・・
そんな気分の時はフロー状態ではないからだ、ということを
前回の記事でシェアしました。
今回は、そんなフロー状態を、提唱者・チクセントミハイの説を
もとにもう少し掘り下げてみましょう。
あなたの仕事が、もっと楽しいものになれば
管理人冥利に尽きるというものです。
フローを経験するにはどうすればよいのか?
実際仕事に熱中したこともないし、
決められたことをダラダラやっているだけだよ、
という方も、実は少なくないのでは?と思われます。
もしくは、集中できなかったり、
新しいアイディアを提案しても、
ろくに検討もされずに却下されたり、
仕事を思い通りに進められなくて
つまらないという方もいらっしゃるでしょう。
では、これをどう変えればいいのか?
チクセントミハイの説を引用してみましょう!
チクセントミハイが見たところによれば、明確に列挙することができるフロー体験の構成要素が存在する。彼は8つ挙げている。
1.明確な目的(予想と法則が認識できる)
2.専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
3.自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
4.時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更
5.直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
6.能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
7.状況や活動を自分で制御している感覚。
8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。フローを経験するためにこれら要素のすべてが必要というわけではない。
フローに入るためのもう一つの重要な条件に、他者に妨害されない環境がある。電話がかかってきたり、だれかが部屋に入ってきたりといったいかなる妨害であっても、おそらくフロー経験から引きずり出され、それに対応するモードに移行してしまうだろう。
wikipediaより抜粋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC_(%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6)
どうやら、8つの要素があって、必ずしも全て揃わなくてもよいようです。
管理人の主観で恐縮ですが、
この中でわかりやすく、取り組みやすいのは、
1.明確な目的
6.能力の水準と難易度とのバランス
7.状況や活動を自分で制御している感覚
8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない
の4つではないでしょうか?
仕事がつまらないという心理の裏には、
どこかやらされ感があったり、
仕事の意味が見出せない、
ということがあるものです。
ひとまずはこれらを払拭していきましょう!
当事者意識を持つ!
いきなり暑苦しい見出しですが、
仕事を楽しむにはこれに尽きます。
残念ながらどこの事例か失念してしまいましたが、
以前、研修でこんな事例を聞きました。
海外のある鉄道会社が万年赤字で苦しんでいました。
このままではいけないということで改革に乗り出しました。
その改革の方法とは?
社員の首を切った?
給料を半分にした?
優秀な人材を集めて、プロジェクトを組んだ?
実はこのどれでもありません。
今いる社員で、配置転換もせずに黒字化に成功したというのです。
さて、それはどうやったのか?
社員に対して、
「どうやればいいと思う?」
「その目的はどうやって達成すればいいかな?」
という、アプローチをとったのです。
もちろん、これは大成功した事例であって、
全部が全部このようにうまくいくわけではないでしょう。
しかし、あなたの普段の仕事に置き換えてみるとどうでしょう?
会社の方針だから…
上から言われたことだから…
といって、適当に流してはいないでしょうか?
ちょっとドキッとしましたか?
管理人はこのお話を聞いていたとき、
まさに、耳の痛い話とはこのことか!!、
と感じた覚えがあります。
やはり、自分で考えて「こうやりたい」と思った仕事や
自分のペースで仕事、
意味があるんだと思える仕事をやっているときは
惰性でやっている仕事よりも楽しいですよね。
これに適度なチャレンジが加わると、
ほどよい緊張感と自分の思い通りに仕事ができるという充足感が得られ、
フロー状態になれる、管理人はそう考えています。
あくまで管理人個人の考えなので、そんなのはフローとは言わない、という
ご意見もあると思います。
ご参考までにとどめておいていただければ幸いです。
チクセントミハイ氏のスピーチです。
(youtubeより)
まとめ
フローには8つの要素がある。
当事者意識を持って仕事をすれば、仕事を楽しめる可能性が高まる。
ひいては業績も上がる可能性もある。
どこよりもわかりやすい説明を心がけています。
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