退職したいけど、引き止めや脅迫があったり、そうでなくても自分からはなかなか言い出しにくい、ということがよくあります。
そんな時に頼りになるのが退職代行サービスです。
今まで多かった上記の理由の他、テレワークが当たり前になってきた昨今、直接出社せずとも退職の意志が伝えられる、という利便性が評判となり、退職代行サービスを使う人が増えているようですね。
今回は、その中でいくつか退職代行会社をご紹介します。
様々なサービス内容がありますので、状況に応じて使い分けるのがよいです。
例えば、ブラック企業に入ってしまい、嫌がらせや給料不払いなどが重なり、もうどうしようもない状態であれば、弁護士が直接行っている退職代行サービスを。
ただ、言い出しにくいという場合であれば、文字通りあなたの意志を代行するだけの退職代行サービスを利用するのがよいでしょう。
参考までに、退職代行についてわかりやすい動画がありましたのでご紹介しますね。
弁護士法人みやびが提供する退職代行サービス
ブラック企業に入ってしまって、追い詰められている状態の方にお勧めしたいのが、弁護士による退職代行サービスです。
ここでは、弁護士法人みやびをご紹介します。
弁護士法人みやびのメリット
最大のメリットは、繰り返しになりますが、弁護士が直接退職代行業務をおこなう、ということです。
弁護士以外が、報酬をもらって法律事務を行ってしまうと弁護士法違反となり、罰せられてしまいます。
通常の退職代行サービスは、単純に退職希望者の意志を伝えるだけにとどまります。
法律事務には、未払給与や未払残業代の請求交渉、慰謝料の請求などがあります。
まさに、ブラック企業ではありがちな違反なので、あなたがブラック企業から脱出したいのであれば、弁護士法人みやびのような、弁護士がおこなう退職代行サービスを選ぶのがよいでしょう。
(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第七十二条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。引用元: e-gov 弁護士法
弁護士法人みやびのデメリット
デメリットは、2つです。
- 料金が高い
- 支払いが銀行振込のみ
しかし、デメリットとは言い切れない部分でもあります。
まず、料金が高い、という点ですが、着手金55,000円(税込)、その他残業代、退職金請求などがあった場合は、それらの20%が成功報酬となります。
一般的な退職代行業者が20,000円~30,000円程度ということを考えれば、少々高いと言わざるを得ないでしょう。
しかし、もし仮に他のもうちょっと安い代行業者に依頼して、給与交渉などが発生してしまった場合には、弁護士が対応することになります。
ですから、そういった場合には、退職代行業者の料金とは別に弁護士料金がかかってしまいます。
これらがセットになっていると考えれば、妥当と考えることもできるでしょう。
弁護士が入るような交渉が発生することが予想される場合は、ここをはじめ、弁護士に退職代行を頼むとよいでしょう。
二つ目の、支払いが銀行振込のみというのも、単に利便性の問題で、ネット銀行を使っていれば、手数料も無料、もしくは安値でその場で振込ができてしまいます。
さすがにクレジットカード支払いのような手軽さとはいきませんが、それほど致命的なデメリットではないでしょう。
労働組合が運営する退職代行ガーディアン
労働組合が運営する退職代行が、【退職代行ガーディアン】
です。
弁護士の他、労働組合も会社と給与等の交渉をすることができます。
退職が難航し、交渉が発生しそうなときは、こちらも候補にいれるのがよいでしょう。
退職代行ガーディアンのメリット
退職代行ガーディアンのメリットは2つあります。
- 労働組合が運営しているので、給与交渉等ができる
- その割には料金が比較的安価
先ほど、弁護士法人みやびのご説明で、未払給与等について交渉ができるとしましたが、これは実は労働組合でもできるのです。
しかし、万が一交渉が決裂して裁判沙汰になってしまった場合は、労働組合は関与することができません。
裁判は弁護士の領域になってしまうのです。
ですから、給与等、労働条件のところで交渉が必要であることが想定される場合は、労働組合が運営している退職代行ガーディアンのような代行業者を選定するのがよいでしょう。
そのうえで、料金は、正社員・パート・アルバイト共通で、29,800円です。
追加料金も発生しません。
このコスパは驚異的です。
退職代行ガーディアンのデメリット
デメリットは特にはないのですが、強いてあげれば交渉が決裂してしまった場合は、それ以降の対応ができないということでしょうか。
先ほどメリットのところで説明したように、交渉はできますが、裁判にまで発展してしまった場合は労働組合では対応ができません。
このような場合は、どちらにしろ弁護士に依頼することになります。
業界最大手EXIT
次は業界最大手のEXITです。
EXITは退職代行業界でいえば、老舗の部類に入ります。
そのEXITのメリット、デメリットをご紹介します。
EXITのメリット
メリットは、以下の2点です。
- 業界最大手の安心感
- 業界では老舗であり、ノウハウがたまっている
どの業界でもそうですが、最大手というのは業界のスタンダードといえ、取引するのに安心感があります。
管理人の経験で、しかも業界は違いますが、管理人が転職するときに使ったのが、業界最大手のリクルートキャリアでした。
やはり、最大手という安心感がありました。
最大手で、かつ、老舗となるとノウハウがたまっているのが普通です。
EXITも数千件の退職代行をこなし、退職できなかったことは一件もないとのことです。
EXITのデメリット
デメリットは、金額がやや高いことです。
- 正社員・契約社員が50,000円
- アルバイト・パートが30,000円
です。
追加料金は発生しないので、これを支払えば完了ですが、他の一般的な退職代行業者よりはやや高い設定となっています。
まとめ
退職代行業者を、弁護士、労働組合、一般会社の3つをご紹介しました。
まとめると、
- ブラック企業で、退職交渉が比較的難航しそうな場合⇒弁護士
- 普通の会社だけど、給与等の交渉が必要と考えられる場合⇒労働組合
- 何となく言い出しづらい、ただ辞められればいい⇒一般会社
といった具合です。
あなたの今の状況に合わせて選定してみてください。
今回ご紹介した3社のリンクも貼っておきますので、詳細はリンク先でご確認ください。
>>弁護士法人みやび