働き方改革の裏で、何かと話題になるブラック企業。
私たちの中にも、運悪くブラック企業に入ってしまった方がいらっしゃるのではないでしょうか?
もし、ブラック企業に入ってしまったら、すぐに転職することをおすすめします。
マインドコントロールされる
ブラック企業の新人研修でよくあるのは、通行人と名刺交換、人前で大声を出させられる、早朝ランニングや早朝登山等です。
私も夜の大手町や新橋でよく遭遇しました。
まぁガン無視ですが。
そういうのの目的はただ一つ、マインドコントロールです。
こういった研修は表向きは人前で堂々と声を出すだったり、結束力を強めるという建前ですが、知らず知らずのうちに、「外界からの遮断」「人格の否定と破壊」が行われています。
講師から無理難題を押し付けられ、できなければ人間失格かの如く罵倒されるのがよくあるパターンです。
連帯責任でグループ全体が罵倒の対象か、個人攻撃かはケースバイケース。
しかも、講師のOKが出るまでは、深夜だろうが徹夜だろうが当たり前。
思考力を低下させて、自信を失わせる典型的なやり方です。
何故か最後は講師や社員が、研修受講者をやたら褒めたり、受講者同士で泣きながらありがとうと言い合ったりするんですよね。
マインドコントロール一丁あがり!です。
給料が異常に安い
給料が異常に安かったり、ひどいところだと不払いが発生し、1か月遅れのところもあるとか。
ボーナスが出ると言っておきながら、数千円程度だったりすることもあります。
また、基本給をやたら安くしておいて、〇〇手当で水増しをしているところもあります。
こうすれば、基本給の何か月分というボーナスを出しても、金一封で済んでしまいます。
当然昇給なんかしません。
ブラック企業はサービス残業当たり前
ブラック企業はもはや残業という概念がありません。
24時間働けますかの世界です。
当然、残業代何それ美味しいの?という考え方です。
もちろん、タイムカードを定時に押させるというアリバイ作りをしています。
こうしておけば、残業をしているという一番手っ取り早い証拠が無くなるのです。
サービス残業への対抗策は、とにかく客観的な証拠を残すこと。
メールの送受信履歴や社内の時計の写真など、証拠になりそうなものはとにかく残しておくべきなのです。
有給は当然取れない
有休をとることは悪です。
ブラック企業はある意味、バカな体育会系のノリで動いており、楽をすることは許されません。
苦労をしているイコール善であり、効率化を図って仕事を早く片付けて休みを取るなどというのは、反逆行為そのものなのです。
有給休暇制度がない、などという寝言を言うお馬鹿さんがいますが、法律で決まっているので要件を満たしている人は有給休暇の権利を行使することができるのです。
これを無視しているのが、ブラック企業なんですね。
もはや犯罪組織です。
労働基準法第39条
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
休日出勤当たり前
休日という概念はありません。
仕事そのものはなくても、レクリエーションだ、飲み会だなどといって、結局潰されるのです。
ブラック企業はこれをおかしいことだとは思っていません。
なぜなら、「社員は家族」などという古臭い価値観を持っているからです。
よく「アットホームな職場をアピールするのはブラック企業だ」などと言われるのはこのためです。
家族だから365日24時間一緒にいるのは当たりまえ、子供である社員が、家長である社長の言うことを聞くのは当たりまえという考えが平気で蔓延するのです。
金に異常に汚い
ブラック企業は基本ケチです。
利益をあげるために無理なコストカットをします。
それならまだマシですが、社長が私腹を肥やすためにやっているという声もよく聞きます。
文房具などの備品を自腹で買わせるというのはまだかわいい方で、パソコンを自腹で買わせたり、出張経費も自腹というところもあります。
さらにひどいところになると、罰金まで用意されているとも言われています。
遅刻、欠勤、仕事上のミス、クレームなどが罰金の対象となることが多いのです。
当然違法です。
「私の働いていた店舗のアルバイトには罰金制度があって、たとえばオーダーをミスするとその商品を半額でアルバイトが買い取らなくてはいけないのです。しかも、コメダのアイスコーヒーは基本的にガムシロップ入り。もし『ガムシロ抜き』というオーダーを受けたら、わざわざそれを厨房に伝えなくてはいけないのです。もちろん、ガムシロ抜きを注文した客にガムシロ入りを出してしまえば、そのコーヒーは廃棄です。ガムシロップを最初から別にして渡せば済むのに、改善しなかったのです」(コメダのアルバイト経験者)
出典:ビジネスジャーナル
http://biz-journal.jp/2016/08/post_16420.html
家に帰れない
会社が家なので、帰る必要はありませんね。
というのはブラック企業の理論なので無視するとして、長時間労働がなぜか当たり前になっているという特徴があります。
中には自分の仕事は終わっているのに周りが帰らないから帰れない、という人もいたりします。
ブラック企業社員には、洗脳されてブラック企業の手先になってしまっている人がいます。
そういう人がたくさん発生することで、互いに足を引っ張りあってどんどんブラック化していくのです。
定時後に家に帰ることは悪いことでもなんでもありません。
辞めようとすると損害賠償を請求される
もはや開いた口がふさがらないレベルの言いがかりです。
当然ながら、損害賠償の義務は一切ありません。
というか、労働基準法違反です。
ブラック企業なんてさっさと辞めてしまいましょう。
労働基準法 第5条
使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。労働基準法 第16条
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
まとめ
ブラック企業の手口は、一つ一つ見てみると非常に幼稚なものです。
ただ、上手いところは、一種のマインドコントロールをして正常な判断力を無くしておく、というところです。
そんなところにいるだけ無駄です。
人生の無駄です。
ブラック企業から逃げ出したい!
もし、あなたがこの記事で紹介したようなブラック企業に運悪く入ってしまいながらも、正常な判断力が残っているのであれば、転職を検討しましょう。
一人では転職の仕方がわからない、というのであれば転職エージェントサービスの利用を強く推奨します。
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