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税理士財務諸表論の勉強法と計算問題の解き方のコツ

税理士試験で最初の関門になる財務諸表論。

簿記論ほど鬼ではないにしろ計算問題があり、なによりも、理論問題の存在がとても大きいです。

計算はできても理論が苦手、という人も多く、管理人もそのうちの一人です。

今回は、財務諸表論の勉強方法についてご紹介いたします。

財務諸表論の勉強方法

テキストと問題集については、計算と理論両方をマスターしなければなりません。

計算については、簿記論をやっておけば、基本的にマスターできるので、あとは財務諸表論向けの過去問の解き方をマスターすれば良いでしょう。

解き方は最後に説明しています。

で、問題になるのはやっぱり理論。

まずは、理論テキストを覚えなければならないので、時間をかけて覚えます。

頭から覚えようとしてもとうてい覚えられないので、少しずつ覚えていきましょう。

最初は一通り、こんな論点があるのね、こんなこと聞かれるのね、くらいにテキストと問題集を読み飛ばして、概要をつかみます。

そのあとに単元ごとに覚えていく、という流れです。

内容は会計基準なので、計算問題とリンクさせると、少しは理解しやすくなりますよ。

例えば、固定資産の計算問題を勉強しているならば、固定資産の理論をという具合です。

理論は、暗記をしなければ話にならないので、ひたすら覚えます。

最初は一文節ごとに何度も、次は二文節、次は一文、二文…全文を声に出しながら、書きながら覚えます。

これは、書いた方が覚えやすい、聞いた方が覚えやすい、という個人差があるので覚えやすいやり方ですすめてください。

で、次の瞬間にはきれいさっぱり忘れる(ここ重要)ので、頭に定着して、口をついて出るくらいまで繰り返します。

はっきり言って苦行そのものです。

ある程度覚えたら、その単元の問題に挑戦します。
あとはこの繰り返しです。

計算の解き方のコツ

財務諸表論は、基本的に貸借対照表、損益計算書を作る問題です。

現金預金から始まって、売掛金、棚卸資産、固定資産…最後に特別損益や税金です。

計算問題は必ず後ろからやってください。

なぜなら、最後の方が計算の分量が少ないからです。

特別損益なんて、そんなに見る箇所はありません。

逆に現金預金や債権、棚卸資産などは、色々なところに資料が散らばっています。

ですから、私の経験から、現金預金や売掛金はまず合わせることができません。

皆ができているところを、確実に解くのが税理士試験の鉄則なので、絶対合わない問題に時間を使うより、合わせやすい問題に時間を費やすのが得策です。

私が合格できた時もこのような勉強方法、解き方でした。

通学か通信講座か

このように、やることがとても多い財務諸表論なので、効率よく勉強したいところ。

基本的には、計算範囲は簿記論と完全に同じなので、ちょっと無理をしてでも同時に勉強しておきたいところです。

そこで問題になるのが、通学か通信教育かという勉強方法です。

時間もお金もあるのであれば、通学をして密度の濃い授業を受けるのが一番良いのですが、働きながら合格を目指している人にとってはなかなか難しいもの。

管理人も働きながら簿記論、財務諸表論の勉強をしたので、通学の時間がとれず、通信講座を選びました。

最近は通信講座も進歩してきています。
管理人が試してみて、これはいいな、管理人の時代にあったらよかったのにな、と思ったのがスタディング税理士講座です。

価格も大手予備校と比較するとはるかに安いし、カリキュラムも遜色ないので、通勤時間などのスキマ時間を活用するためにも、このような講座も検討してみるとよいでしょう。

管理人のレビューはこちらのページをご覧ください。

>>スタディング税理士講座



まとめ

財務諸表論の勉強方法や解き方をご説明いたしました。

簿記論を同時にやっている場合は、計算問題はさほど意識して新しいことを覚えることはないので楽なのですが、理論はひたすら暗記しなければなりません。

記憶力に自信が無い場合は、とても苦行です。
管理人は、覚えたと思っても一瞬で忘れて、何度も投げだしそうになりましたが、ひたすらひたすら頑張って、何とか合格することができました。

記憶障害を疑うほどの忘れっぷりでしたので、普通の人はおそらくここまで忘れません。

ですから、あなたも安心して?財務諸表論の勉強に励んでください!

計算問題を後ろから解いていく、というのは意外と使えるテクニックです。

やりやすい、やりにくいはあるとは思うのですが、あなたもぜひ試してみて下さい。