会社が活動をするうえでは、必ず、仕入や役務提供が発生するため、お金を払うことになります。
そこで頭を悩ませるのが、銀行の振込手数料です。

これ、意外とバカにならないんですよね。

規模の大きい会社だと、振込手数料だけで、月数十万円、数百万円してしまうことも珍しくありません。

今回は、管理人が経験した、振込手数料を節約する方法をご紹介します。

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1.できるだけ同じ銀行同士で振り込みをする

言うまでもないと思いますが振込手数料は、同じ銀行同士だと安くなります。
同じ銀行、同じ支店内であれば無料というところもあります。

これを利用して、支払先が同じ銀行を使っているならば、その口座に支払いをするのがベストです。

取引先によっては、複数の口座を持っていることがありますので、ご自身が使っている銀行がありましたらそこ宛に振り込みをしましょう。

多くの会社では会計システムに「取引先マスター」という形で支払先情報を持っていると思います。

これの支払先情報をメンテナンスするわけですね。

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2.ネットバンキングなど手数料の安い振込方法を使う

振込手数料は一般的に窓口が一番高く、次いでATM、そして一番安いのがネットバンキングです。
もし、窓口やATMで振り込みをしていらっしゃるのであれば、ネットバンキングの利用をおすすめします。

ただし、都市銀行のネットバンキングサービスは、月額利用料が2,000円~3,000円程度かかります。
費用対効果を考えて利用しましょう。

ネット銀行という選択肢もある!

もしこれがジャパンネット銀行などのネット銀行であれば、月額利用料は無料ですので、会社の規模がそこまで大きくなく、月額利用料もバカにならない!という場合はネット銀行の口座開設も検討してみるとよいでしょう。

ネット銀行は、都市銀行と違って店舗を持たないので、手数料が安かったり預金金利が高かったりします。

コストの面で言えば確実に都市銀行よりもパフォーマンスが良いので、利用を検討してみてはどうでしょうか?

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3.振込手数料を受取人負担にする

振込手数料を受取人負担にするという方法も考えられます。
これは相手先との力関係にもよりますが、管理人の感覚からいくと、手数料を引いてお支払されるお客様も意外といらっしゃいます。
請求書に、「振込手数料はお客様にてご負担ください」という旨、明記されているにも関わらず、です。

管理人の感覚では、交渉次第では受取人負担にできることもありますので、ダメ元でやってみるのもよいです。

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4.複数の銀行と交渉する(大企業向け)

何事もそうですが、ものを安く買おうという場合、相見積もりをとるのが一般的です。
銀行も例外ではなく、複数の銀行口座を開設している場合、交渉次第では手数料のディスカウントをしてくれる場合があります。

もちろん、月数件の振込だけでは応じてもらえず、数百件以上の振り込みがある大企業であることが前提です。

交渉の仕方としては、「他行あての振り込みを全て貴行にお願いするから手数料安くして!」という方法です。
管理人は実際にこの方法で、ディスカウントをしてもらったことがあります。

これが成功すれば、振込手数料はかなり節約できますよ。

5.支店ごとに口座をもっている相手先に対して一本化できないか交渉する

支店ごとに口座を持っていらっしゃる会社もあります。
比較的大きな会社ですと、こういう傾向がありますね。

そういった会社の各支店と取引をしていると、同じ会社宛なのに支払はバラバラということがあります。

ここは思い切って、「御社の代表口座(本社の口座等)に一本化できないか?」と交渉してみるとよいです。

ただでは応じてもらえないので、例えば、支払明細を必ず送って、どの請求書の支払かを必ず明確にする、という条件などが出しやすいでしょう。
このような会社は、支店ごとの口座にお金を入れてもらうことで、どの請求書に対する支払かを判断していることが多いです。
ですので、その手間を省いてあげるという意味でも、支払明細を送るのです。

意外と盲点なのは、複数の部署で同じ取引先と取引をしている場合。
各部署でそれぞれ取引先登録をして、振込口座が違うことがたまにあります。
こういった支払先も一つにまとめてしまうと、支払いも1件だけになるので振込手数料の節約になります。

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まとめ

振込手数料は、意外とバカにならないコストです。
しかも、何の生産性も無いという・・・。

今回ご紹介した方法で、これは使えそうだぞ、という方法があればぜひ取り入れてみて下さい。

他にも方法がありましたら、ぜひコメント欄やお問い合わせフォームからご意見いただけると嬉しいです!