入金を受けるときに、振込手数料分が
引かれた金額で入金されてきたり、
代金の支払いをするときに、
振込手数料を相手先負担にして支払うことがありますね。

なんとなく仕訳の形はわかるけど、
何でこういう仕訳になるのかわからない、
という方は多いのではないでしょうか?

今回は、振込手数料を自社で負担するか、
相手先に負担させるかで
どのように仕訳が変わるのか、
なぜこのような仕訳になるのかを説明します。

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振込手数料の負担とは

そもそも振込手数料の負担とは何でしょうか?

銀行の口座から振込をすると
振込手数料が引き落とされますよね。

例えば、自社の使っている青銀行の口座から
相手先の使っている緑銀行の口座に
振込をした場合、432円だったり864円だったりの
振込手数料を引かれるといった具合です。
これをどちらが負担するか、ということを
取引をする時に決めるのです。

民法では、次のように決められています。

(弁済の費用)
第485条
弁済の費用について別段の意思表示がないときは、その費用は、債務者の負担とする。ただし、債権者が住所の移転その他の行為によって弁済の費用を増加させたときは、その増加額は、債権者の負担とする。

何も決めなければ、債務者、支払い側が振込手数料を負担するわけですね。
双方、何かしらの取り決めがあればそれを優先します。

 

ただ、管理人の経験では請求書に
「恐れ入りますが振込手数料は貴社負担でお願いいたします。」
と書いてあることが多いですので、
必然的に自社負担が多いことが予想されます。

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仕訳の方法

さて、振込手数料については、
どんなものかわかっていただけたかと思います。

今度は実際に、どのように仕訳をするか
見ていきましょう!

1.振込手数料が控除されて入金される場合(自社負担)
現金預金 9,136 売掛金 10,000
振込手数料 864
2.振込手数料が控除されないで入金される場合(相手負担)
現金預金 10,000 売掛金 10,000
3.振込手数料を控除して支払いをする場合(相手負担)
 買掛金 10,000 現金預金 9,136
振込手数料 864
4.振込手数料を控除しないで支払いをする場合(自社負担)
買掛金 10,000 現金預金 10,000

 

このうち、2.は売掛金額が全額入金され、
4.は買掛金を全額払うだけで
特に注意点はないので説明は割愛します。

問題は、1.と3.で振込手数料という勘定科目が出ている点です。
なぜ、銀行に振込手数料を支払ったわけでもないのに
ここで振込手数料が出てくるのでしょうか?

口座から引き落とされる振込手数料との関係

入金時や支払い時に、振込手数料という科目が出てくるのはわかりました。
なぜここに出てくるのか理由を説明しますね。

まず、銀行から実際に引き落とされる振込手数料はといいますと
管理人の経験上、一定の締め日(月末や20日)までに行った振込みの分が
翌月一括で引き落とされます

例えば、前月の振込が1件しかなかったとして
金額が864円だとしたら、仕訳は以下の通りになります。

振込手数料 864 現金預金 864

ここで、手数料相手先負担で支払いをした場合を
考えてみましょう。
上記仕訳の仕方の3.で

買掛金 10,000 現金預金 9,136
 振込手数料 864

という仕訳をしていますね。

ここで、振込手数料が貸方、右側に来ていることに注目して下さい。

振込手数料の引き落としの仕訳と合わせて考える
借方と貸方両方に、同じ金額の振込手数料があります。
ということは、損益計算書では振込手数料が0円ということになります。
続いて、現金預金を見てみましょう。

買掛金10,000円に対して、実際の振込金額は9,136円です。
864円少なく支払っているわけです。

この少なく支払った864円を
振込手数料の引き落としに充てているという見方ができます。

相手が支払いを受けるはずだった864円を
振込手数料に充てているので、実質相手先負担と言えるわけです。
自社が入金を受ける場合はこの逆ですね。

入金されるべき金額から、振込手数料分が引かれて
相手先の振込手数料の引き落としに充てられているのです。

ですので、支払ってもいない振込手数料を
入金時に計上しなければならないのです。

こうすることで、損益計算書上に振込手数料が計上されて、
本来より現金預金が減る、
実質、振込手数料を支払ったことになる、というわけです。

まとめ

振込手数料をどちらが負担するかで仕訳が異なる。

入金時、支払い時の仕訳で出てくる
振込手数料の科目は、
翌月の振込手数料引き落としの仕訳と一緒に考えるとわかりやすい。

 

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mail6_2
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