税理士試験勉強のスケジュールとして、1月開講講座というものがあります。
予備校で短期コースとか速習コースとか言われているのがそれです。
これは、税理士試験の合格発表が12月にあって、そこで落ちてしまった人が1月から再開するというパターンが多いからです。
また、人数はそれほど多くはないと思いますが、1月から初めて勉強するという方もいらっしゃいます。
では、この1月開講講座ではどのように勉強したらよいでしょうか。
管理人の勉強方法も交えてご説明いたします。
税理士試験勉強を1月から始める場合の心構え
出遅れているという危機感を持つ
税理士試験勉強を1月から始めるということは、通常よりも4か月間勉強時間が短い、ということを肝に銘じておくことが必要です。
これは、9月開講の税理士試験講座が一般的で、大多数の人が9月から勉強を始めているからです。
強豪がひしめく税理士試験で、勉強時間が短いということは致命的ですので、常に自分がハンデを背負っているんだ、他の人の倍は勉強して、知識をものにするんだくらいの心構えは必要になってきます。
小テストは満点を目指す
予備校や通信講座では、単元ごとに小テストがあることがほとんどです。
1月開講を受けている場合、これらを満点で突破するくらいの気合で臨みましょう。
とはいっても、満点でなかったからといって落ち込む必要はなく、そのぐらいの気合を持つという心構えです。
そういう意識を持ち続けることで日々の勉強を頑張るということの方が大事です。
税理士試験1月開講での勉強方法はアウトプット重視
管理人はひたすら、問題集のアウトプット重視で勉強しました。
法人税法だったのですが、とにかく範囲が広く、しかも深いところも聞かれるので生半可な勉強では太刀打ちできません。
法人税法に限らず、税理士試験では合格点付近にほとんどの受験生が集まっているので、あと1点が明暗を分ける試験といえます。
ということは、みんなができる基本的な問題は絶対に落とせない、といえます。
難しいマニアックな問題は確かに出題されるのですが、実はそういう問題は解けなくてもよいのです。
だって、誰もできないから差がつかないんです。
できない問題を必死で考えても時間の無駄。
だからその時間を、他の基本問題にあてるのです。
できそうな問題、できなさそうな問題(捨てる問題)を見分けるのは、やはり経験しかありません。
ですから、予備校や通信講座で用意されている問題集でひたすらアウトプットし、知識を定着させるのです。
税理士試験1月開講講座の選び方
では、税理士試験講座を受講する場合、どのように選べばよいのかご紹介します。
まず、時間も予算もあるのであれば、大手予備校をおすすめします。
大原やTACが有名ですね。
ここの講座を受講すれば、まず間違いはありません。
では、管理人のように時間も予算もないという場合はどうすればよいのでしょうか。
その場合は通信講座、特に最近よく目にするWEBラーニングがおすすめです。
これは、場所を選ばずに、パソコンはもちろん、スマホやタブレットで受講でき、価格もものすごく安いです。
こんなに安くていいの?ってくらい。
スマホやタブレットでも問題を解くことができるので、重たい問題集やテキストを持ち歩く必要もありません。
管理人が好きなのは、スタディング(旧通勤講座)というサービスです。
これは、WEBラーニングサービスで、カリキュラムも大手予備校と遜色なく、価格がとても安いです。
価格比較の一例をご紹介します。
スタディング | 大原 | TAC | |
---|---|---|---|
簿財一括(1年コース) | 69,980円 | 376,000円 | 376,000円 |
法人税法 | 59,980円 | 155,200円 | 172,000円 |
相続税法 | 59,980円 | 155,200円 | 160,000円 |
と、このように税法で約1/3、簿財に至っては約1/5の価格です。
とても人気で、受講者数もどんどん増えているようです。
(当サイトの読者様からもお問い合わせがよく来ます。)
下記にリンクを貼っておきますので、ご興味ありましたらご確認ください。
もし、カリキュラムに不安があれば、大手予備校の模擬試験と併用するのがよいです。
大手予備校の模擬試験は受験者がとても多いので、自分の位置を知るのに最適です。
まとめ
税理士試験1月開講講座は、9月開講に比べて遅れている分、そのハンデを自覚して人一倍勉強すれば、合格はできます。
基本的な問題は絶対に落とさないように、日々問題集でアウトプットする、小テストは満点を取るくらいの気合で臨む、効率よく勉強するという点を忘れないようにしてください。
働きながら勉強する、というような忙しい方は、WEBラーニングサービスがおすすめです。
いつでもどこでも受講できて、問題もスマホ上で気軽に解くことができます。
1月開講講座でも合格される方はもちろんいらっしゃるので、ぜひ頑張ってみて下さい。